レーザー溶接高精度形鋼
High Precision Shape
最新のレーザー溶接技術を活かし、
従来困難であった、様々な形状への対応が
可能になりました。
昭和の時代にあこがれた方も多いレーザービーム、による溶接です。
レーザー(Laser)とは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(放射の誘導放出による光増幅)日本語にすると難しい言葉の略で、共振器を用いて光を増幅して得られる人工的な光です。レーザー光は一定の波長を持った、指向性が高く収束性に優れた特性の光で、最先端技術の一つと言えます。
レーザー溶接とはその高エネルギ-密度のレーザー光を用い、金属を溶かしていく溶接方法です。
レーザー技術の工業会における利用はCO2レーザーの登場により高まりましたが、溶接用では限られたシチュエーションでのみ使用され、切断用途として広く普及しました。その後YAGレーザーの登場により、薄板溶接にレーザー光が使用されるようになり、近年ではファイバーレーザーの登場、及びその高出力化に伴い、中厚板の溶接までも可能となりました。
>参考データ:日本溶接協会
最終形状④の形鋼を製作するフローをご紹介します。
本フローで説明できていない事として、以下もポイントです。
・開先を設けることなくワンパス溶接が可能であるため、鋼板の組み合わせが精度良く行える
・本図では一定方向からの溶接しかできないようにみえるが、3Dレーザーにより曲面の溶接、難しい角度からの溶接も可能
レーザー溶接は、溶込み深さがアーク溶接に比べ非常に深いため、完全溶け込み溶接により、ノンフィラーでの溶接を基本とします。
写真右がレーザー溶接 写真左がCO2溶接
写真下 溶接部の溶け込み:両方向からの溶接により、最大25mmの完全溶け込み溶接が可能
欧米でトップクラスのシェアを誇るMONTANSTAHL(モンタンスタール)社とアロイが国内独占販売の代理店契約を結びました。
「レーザー溶接高精度形鋼 hps」はコラボレーション製品です。
ISO 9001:2015 | AD 2000-Merkblatt W0 | EN 10088-5 |
PED 97/23/EG | AD 2000-Merkblatt HP0 | EN 1090-1 |
DIN EN ISO 3834-2 | EN 10025-1 | DIN 18800-7 |
DNVGL-CP-0352 | Welding Certificate EN 1090-2 | Norsok M-650 |
新しい造形を考えた際、
単純な形状であればいいのですが、複雑な物であれば、どのような開先、手順で溶接を行うのか?
機械加工による削り出しが必要とならないか?決めた溶接方法で強度保証が可能なのか?
出来上がったものは形状維持が可能なのか?と複数の問題が持ち上がり、そして、複数工程を経ることにより、コストがどんどん積みあがっていきます。
モンタンスタール社のレーザー溶接では、ワンパスの完全溶け込み溶接を基本とし、アーク溶接では不可能なポジションでの溶接が可能ですので、従来の工法と異なったアプローチの製作が実現できます。
そして製作可能というだけではなく
することにより、コストダウン、リードタイムの短縮が期待できます。 従来工法でコストが高いとあきらめる前に、是非ともご相談ください。
CONTACTMontanstahl(モンタンスタール)社は、1983年にスイスで設立された形鋼製造会社です。
高レベルのノウハウを有し、高品質の特殊鋼の形鋼を提供する世界的な製造メーカーです。
カスタムテーラード製品の需要は加速度的に高まってきており、モンタンスタール社はこの市場のニーズに対し、常に革新的な製造技術で対応しています。
また、モンタンスタール社は、スイスで最もパフォーマンスの高い企業としてランクされる、「Risk Indicator of 1」として、Dun&Bradstreet / Bisnodeにより評価されている企業です。