Representative Director and President
Kosaku Nishida
代表取締役社長 西田 光作
この度、当社はおかげさまで創立70周年を迎えることが出来ました。
これもひとえに皆様方からの格別のご支援と、温かいご指導の賜物でございます。
本当に厚く御礼申し上げます。
当社は鉄鋼原料の卸売問屋として創業し、以降ご縁によりステンレス鋼のスチールセンターを立ち上げ、更にはステンレス鋼及び非鉄金属の構造物製作まで手掛けることが出来るようになりました。
70周年という節目に際し、二つのことを考えました。
100年企業への想いと、アロイの原点です。いわゆる温故知新でありますが、特に、アロイの原点を紐解くために、お取引先様の社史や、歴史にまつわる記事や書籍を、当時の写真やアロイの申告書等の資料と照らし合わせて読み進めてみました。深くその作業に没頭していくと、頭の隅に残っていた創業者である父から聞いていた話が、私の目の前で像を結び現れてくるのです。そうして再確認したことは、アロイは本当に皆様に支えられてここに在るということ、皆様に愛され、信じていただき、そのご恩に報いることが社業であったということです。
この70年は、本当にギリギリの経営の中、常に皆さまから手を差し伸べて頂き歩んでまいりましたが、アロイはこの先、100年企業を目指します。皆様方のおかげで、今までのように頂くだけの側ではなく、多少なりとも皆様方のようなその任を、手前どもが担える状況にあるのではないかと思っております。皆様方から頂戴したご縁を、信頼を、技術を、他に“つないでいく”ことが出来ると考えております。
末筆ではございますが、アロイの進む道は皆様とともにあります。
引き続き変わらぬご愛顧を切にお願いし、一層の感謝を込めまして、ごあいさつとさせて頂きます。
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1949年
●初代社長・西田庸永、合金鉄の販売業務を主としたアロイ商事株式会社を設立
●株式会社鐵興社(現・日本重化学工業株式会社/東ソー株式会社)の製品取扱問屋となり、日本製鐵株式会社(現・日本製鉄株式会社)、株式会社日立製作所、日本冶金工業株式会社取引開始
1951年
●日本電興株式会社(現・日本重化学工業株式会社)取引開始
●東洋電極工業株式会社(現・日鉄溶接工業株式会社)納入開始
1953年
●東化工業株式会社(現・日本重化学工業株式会社)取引開始
1954年
●日本電気冶金株式会社(現・新日本電工株式会社)、太陽鉱工株式会社取引開始
1955年
●八幡営業所開設
●東京化工株式会社(現・日鉄溶接工業株式会社)取引開始1956年
●日立金属工業株式会社(現・日立金属株式会社)、東京芝浦電気株式会社(現・株式会社東芝)取引開始
1957年
●日本冶金工業株式会社のステンレス鋼取扱開始
●東亜精機株式会社(現・ナストーア株式会社)、株式会社日本製鋼所取引開始
1958年
●日立金属工業株式会社(現・日立金属株式会社)の鋼板圧延ロール取引開始
1959年
●日本冶金工業株式会社の販売制度改革により、丸紅飯田株式会社(現・丸紅株式会社)と特約店契約を結ぶ -
1960年
●石川島重工業株式会社(現・石川島播磨重工業株式会社)、山武ハネウェル計器株式会社(現・アズビル株式会社)取引開始
●東邦チタニウム株式会社製品取引開始
1961年
●本社新社屋完成
1962年
●電子計算機部品取扱開始
●日本金属工業株式会社(現・日鉄ステンレス株式会社)取引開始
1963年
●東洋薬化学工業株式会社の金属防錆剤の販売代理店となる
●日本電気株式会社装置類の取引開始
1964年
●広島営業所開設
●昭和電工株式会社の耐火材取取引開始
●東京タングステン株式会社(現・株式会社アライドマテリアル)取引開始
●播磨耐火煉瓦株式会社(現・黒崎播磨株式会社)株式会社、日本坩堝株式会社、バブコック日立株式会社(現・三菱日立パワーシステムズ株式会社)取引開始1965年
●フェロアロイ原料鉱石の輸入業務開始
●Philipp Brothers Far East Inc. 取引開始
1966年
●東和冶金株式会社(現・三菱日立ツール株式会社)の超硬工具の販売代理店となる
●新日本特殊ロール株式会社製品取引開始
1968年
●茨城事業所開設(日立市)
●ステンレス切断工場を建設し、加工部門を設置
●ステンレス綱板株式会社(現・日鉄ステンレス株式会社)の製品取引開始
●大平洋金属株式会社の製品取引開始
1969年
●茨城事業所工場増設
●君津出張所開設 -
1970年
●合金鉄業界の流通機構編成にともない、三菱商事株式会社、三井物産株式会社、丸紅飯田株式会社(現・丸紅株式会社)と販売代理店契約を結ぶ
1971年
●山口事業所開設(田布施町)
西日本のステンレス切断・加工部門を設置
1972年
●三菱電機株式会社、宇部興産株式会社、株式会社日本気化器製作所取引開始
1973年
●山口事業所工場建屋増設
●日本ステンレス株式会社(現・日鉄ステンレス株式会社)製品取引開始
●新日本製鐵株式会社(現・日本製鉄株式会社)君津製鐵所設備工事受注開始
1974年
●創業25周年式典開催1975年
●日本無機化学工業株式会社製品取引開始
●山口事業所に製缶工場を建設
●バブコック日立(現・三菱日立パワーシステムズ)納入開始(火力発電用エアレジスタ)
1976年
●京都セラミック株式会社(現・京セラ株式会社)製品取引開始
1977年
●呉興業株式会社取引開始
1978年
●新明和工業株式会社取引開始
●アルミ合金加工品取扱開始
1979年
●茨城事業所第二工場増設 -
1980年
●宇部出張所開設
1981年
●セントラル硝子株式会社取引開始
1982年
●油圧機械および部品・フレキシブルチューブ取扱開始
1983年
●精鋳品およびアルミダイカスト取扱開始
●日鐵リード株式会社(現・日鉄住金精密加工株式会社)へのタングステン粒の販売開始
1984年
●チタニウム加工品取扱開始1986年
●茨城事業所移転(那珂市)
1988年
●沖ノ鳥島東小島チタン製防護ネット架台製作
1989年
●代表取締役に西田光作が就任
●創業40周年式典開催
●事業拡大にともない、九州地区の営業所を北九州から福岡市に移転
●全営業所と本社がコンピュータによるオンラインシステム化 -
1991年
●社名をアロイ商事から株式会社アロイに変更
1992年
●山口事業所移転(光市)
●山口事業所を光加工センターに名称変更
●茨城事業所を茨城加工センターに名称変更
1994年
●社団法人ステンレス構造建築協会(現・一般社団法人日本鋼構造協会)「ステンレス建築構造物製作工場認定規定」による工場認定を光加工センターが取得(認定003号)、建築分野へ事業展開1998年
●光加工センターがISO9002認証取得
●茨城加工センターがISO9002認証取得(登録認証番号NQA - 971012 6A)
●建築建材展出展 ステンレス建築構造物の機能を紹介
1999年
●社団法人ステンレス構造建築協会(現・一般社団法人日本鋼構造協会)「ステンレス建設構造物製作工場認定規定による工場認定を茨城加工センターが取得(認定011号)
●建築建材展出展 ステンレス建築構造物のデザイン性を紹介 -
2001年
●日本橋川常盤橋防災船着場がステンレス協会賞優秀賞を受賞
2002年
●光加工センター・茨城加工センターのISO9001:2000への移行が承認される
(登録認証番号NAQ-0102127A)
2005年
●全社統一システムとしてISO9001:2000の認証取得
(登録番号NQA-03110127 A
●MMC(南アフリカ)より金属マンガンの直輸入を開始
●建築建材展出展 Cr系ステンレス鋼を用いた長寿命型住宅の提案2007年
●株式会社ステンレス光の株式を新日本製鐵株式会社
(現・日本製鉄株式会社)より譲受
●光加工センター製缶棟増築 -
2010年
●ISO9001:200 8 の認証取得(移行)
(認証登録番号06475 )
●ステンレス異形棒鋼取扱、及び同コイル嬌直切断加工開始
2011年
●600トン6mプレスブレーキ導入
2012年
●雨水幹線用ステンレス鋼製セグメントがステンレス協会賞最優秀賞を受賞
●建設業許可取得 東京都知事許可(般- 24)第138640号
●光加工センター6kw レーザー切断機導入
2013年
●1998年から進められていた「波方国家石油ガス備蓄基地」が完工(振れ止めサポート製作)2014年
●水・ドライ兼用 高出力プラズマ切断機導入
2015年
●茨城加工センター6kw レーザー切断機導入
●建築建材展出展 ステンレス構造物の工事事例を用いた可能性の紹介
2017年
●本社移転
●ル・コルビュジェのアジール・フロッタン プロジェクト参画
2019年
●創業70周年式典開催